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【図書館は市民が豊かになるための情報インフラ】

今日は、知立市図書館へ現状の確認と、12月定例会の一般質問で「図書館事業の利用促進」をテーマとした中身の進捗を伺いに。

一般的に図書館と聞くと、「無料で本を借りられる場所」と捉える人が多いかもしれませんが、本そのものを届ける場所というより、「本に記録された情報、文化、教養、知識を万人の手に届くものにする公的な仕組み」だという識者もいる。

知立市図書館は、昭和62年10月の開館から37年を経過し、地域の文化・学習の拠点として市民に親しまれています。現在の登録者数は6万3,700人、蔵書数は22万9,500点にのぼり、雑誌やCD、DVDなど視聴覚資料も含まれています。しかし、時代の変化に伴い、図書館の役割や利用方法も見直しが必要とされている。また、2023年2月から知立市で運用を開始した電子図書館は、利用者が図書館に足を運ばなくても書籍や資料を閲覧できる画期的なシステムです。365日24時間対応で、特に高齢者や障害者、遠方に住む市民にとって利用価値が高いサービスとして注目されている。

図書館は市民が豊かになるための情報インフラ

では、図書館自体も変わる必要はあるのか?

今日のヒアリングを通じても、図書館職員からは、「これからは資料提供や貸出だけじゃない、第三の場所になって…」いうことでした。ちなみに、第三の場とは自宅、学校、職場とは別に存在する、居心地のいい居場所を指すものです。

確かに図書館は、命に関わる施設でもなく、なくなったからといってすぐに何かが変わるわけでもなく、存在意義が分かりづらく、見えにくい施設かもしれません。しかし、今日のヒアリングや施設の見学からは、図書館が与える豊かさは確実にあるのではないか?と感じました。公共施設が本来担っている役割を多くの人が感じられるものを図書館の意義をもう一度考えてみたいと…

愛知県知立市 市議会議員 中島清志 公式サイト