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【建設水道委員会行政視察①奈良県桜井市】

今年度の建設水道委員会の所管事務調査のは「ウォーカブルなまちづくり」をテーマとし、奈良県桜井市と兵庫県姫路市を視察へ🚃

知立駅の連続立体交差事業や土地区画整理事業、市街地再開発事業、街路事業が進んでいる中で、知立市議会建設水道委員会として、公共空間の利活用や居心地が良く歩きたくなる空間整備をしてら知立駅周辺エリアの魅力向上につながるものとは?知立駅一帯の回遊性を高める方策とは?を学んでまいりました。

奈良県桜井市は、弥生時代や古墳時代の前方後円墳などの古墳が多く今日まで残り、そのためヤマト王権の中心的な地域であったとされる。桜井公園は、日本芸能発祥の地と言われ、『万葉のあけぼのの地』などと呼称される。

今回、視察したJRと近鉄桜井駅南地区は、平成23年には地元商店街を巻き込んで「桜井市本町通・周辺まちづくり協議会」が結成。以降、平成26年より「桜井駅南口エリア(周辺)のまちづくり検討会」を発足させ、自治会や奈良県も巻き込んで地域の将来ビジョンづくりを進めている。

検討会の主要テーマとして駅前公共施設の有効活用や町家等民有資源の利活用が挙がっており、今後、これらの具体的取り組みに官民一体で取り組んでいく土壌は出来上がっているという。

しかし、課題として、桜井駅南側にある市街地再開発事業によりオープンした「エルト桜井」においては、2階公共施設の利用者との親和性が低いことにより、1階の民間商業施設についても郊外の大型店舗と差別化を図ることができす、施設オープン以来数回テナントが入れ替わるなど、不安定な経営を余儀なくされている。食品スーパーマーケットも令和4年度に閉店してしまっている。

現在では、地区まちづくりビジョンを踏まえて、行政主体(桜井市)と民間主体(桜井まちづくり会社)が様々な事業を進めている。

『行政の主体事業』
① 市街地再開発事業の「エルト桜井」へ子育て交流拠点、地域交流拠点の整備。
②多目的広場を備えた駅前広場のリニューアル
③地域内の周遊を促すための案内サインや歴史的建造物の修景助成など街並み環境整備

『まちづくり会社の主体事業』

①コミュニティカフェ、フレンチレストラン、高級町宿として空家利活用促進事業
②空家活用の創業支援事業
③観光プロモーション事業

桜井市については、まちづくり会社の意義が大変大きいと感じました。桜井駅南地域のエリアマネジメントの主体としてのまちづくり会社の立ち位置は、どこか知立市と似ているような…しかも、収益性の確保や組織力強化といった課題だというところまで…どこまで行政や地元金融機関との連携ができるのかが鍵なんだというまちづくり会社の方の言葉が重く感じました。

建設水道委員会行政視察

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愛知県知立市 市議会議員 中島清志 公式サイト