【故郷がここにある。】
5月17日18日、知立市議会企画文教委員会として浜松市、群馬県大泉町へ
「多文化共生のまちづくり」について行政視察を行いました。
知立市の外国人人口の割合は約7.8%の5,622人で愛知県でも高い割合となっています。
知立市では2006年国が「地域における多文化共生プラン」を2008年に愛知県が
「あいち多文化共生 推進プラン」を策定したことなどを受け、知立市でも2012年「知立市多文化共生推進プラン」を策定し、
2021 年に、内閣府より「SDGs 未来都市」に「多文化共生の未来都市知立」をテーマに選定されました。
SDGs 未来都市として、「誰一人取り残さない」持続可能なまちづくりに向けた施策を推進しています。
しかし、社会経済情勢の変化などによる今日の状況に即した、
これからの多文化共生に関する施策を進めていくためにも多文化共生の先進地である浜松市さん、大泉町さんの取組を学びに伺いました。
ちなみに静岡県浜松市は、外国人人口が22,000人を超え、群馬県大泉町は、全人口の20%が外国人という自治体です。
両自治体ともに、外国人との関係を「支援する対象の住民」から「共に地域を創る住民」
という意識のもとに自治体や関係団体が外国人コミュニティとの関わりやキーパーソンとのつながりをすすめていました。
特に印象的だったのは、小学生の時に家族と日本に移り住み現在は、大泉町観光協会で働く日系人の方の話でした。
私とほぼ同学年の彼が今から30数年前に言葉も文化も風習もわからない日本に来てご苦労された話、
おそらく30数年前は、受け入れる自治体も体制が整わない状況、住民も地域もそうであったと思います。
しかし、彼の言葉からは小学校の恩師との思い出話や熱い思いを聞く中で「僕の故郷は、大泉町なんです。
僕のホームタウンなんです❗️」という言葉が刺さりました。
外国人であろうが日本人であろうが、街に住む住民なんだと…「情報を正しく伝える事」の大切さ、
「ぶつかり合う事だってある」でもお互いの意見や相違する事項にも目を伏せるわけじゃなく、
理解すること・聞くことが外国人市民の定住化と増加が進む中、誰もが住みやすい多文化共生のまちづくりなんじゃないかと強く感じました。
「知立が故郷なんです❗️」
と言える日本人・外国人問わず知立の住民が増えていけるようなそんな街が目指す姿なんだと…
愛知県知立市 市議会議員 中島清志 公式サイト